子どもの不器用さは成長の過程?それとも発達の課題?
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子どもの不器用さは成長の過程?それとも発達の課題?

2025年2月7日 更新:2026年5月18日

こんにちは!「うちの子、何度教えてもお箸がうまく使えない…」「ボタンをとめるのにすごく時間がかかる」「ボールを投げても全然まっすぐ飛ばない」など、お子さんの「不器用さ」が気になったことはありませんか?

「個性の範囲かな?」と思うこともあれば、「もしかして何か問題があるのでは…?」と心配になることもあるかもしれません。

実は、子どもの不器用さには成長の過程でよく見られるものと、発達に関する課題が背景にあるものがあります。今回は、不器用さの種類や見極め方、そしてサポート方法について詳しく解説します!


そもそも「不器用さ」とは?

「不器用」と一言で言っても、その内容はさまざまです。例えば…

手先の不器用さ

  • お箸やスプーンをうまく使えない
  • 細かい作業(折り紙、ボタンとめ、ひも結び)が苦手

身体の使い方の不器用さ(協調運動の問題)

  • ボールを投げても思った方向に飛ばない
  • ジャンプやケンケンがうまくできない
  • 自転車や縄跳びがなかなかできるようにならない

日常動作でのぎこちなさ

  • 服を着るのに時間がかかる
  • よく転んだり、ぶつかったりする
  • 机の上の物をよく落とす

このような不器用さは、子どもの成長の中で見られることもあれば、発達性協調運動障害(DCD)などの発達の課題が影響している場合もあります。


成長の過程か、それとも発達の課題か?

「ただの成長の過程なのか?」「何か支援が必要なのか?」を見極めるためには、次の3つの視点が重要です。

年齢に応じた発達段階と比較する

子どもには、年齢ごとにできるようになる運動や手先のスキルがあります。

例えば、以下のような発達の目安があります。

年齢運動能力手先の器用さ
3歳片足で数秒立てる、ジャンプができるクレヨンで丸を描ける、ボタンの大きい服をとめられる
4歳スキップのまねができる、三輪車に乗れるお箸で簡単なものをつかめる、はさみでまっすぐ切れる
5歳縄跳びを跳べる、ボールを投げてキャッチできるボタンをとめ外しできる、ひもを結べる
6歳片足でケンケンできる、自転車に乗れるひらがなを丁寧に書ける、折り紙で簡単な形を作れる

もし、年齢に対して明らかに苦手な動作が多い場合は、発達の課題が関係している可能性もあります。


苦手なことが生活の中でどのくらい影響しているか?

ちょっと時間がかかるだけ → 成長の過程である可能性が高い
何度やってもできるようにならず、日常生活に影響が出る → 発達の課題があるかも?

例えば、「ボタンをとめるのが遅い」という場合でも、時間がかかるだけで最終的にはできるなら問題なし。でも、「いくら練習してもボタンがとめられず、服を着ることに大きなストレスを感じている」なら、サポートが必要かもしれません。


不器用さ以外の特徴があるか?

発達性協調運動障害(DCD)などの発達の課題がある場合、不器用さだけでなく、他の特性が見られることがあります。

よく転んだり、ぶつかったりする
道具の使い方が極端に苦手(はさみ、箸、鉛筆など)
動きがぎこちなく、運動全般が苦手
学習やコミュニケーションの困難さも併せて見られる

このような特徴が複数見られる場合は、専門的な評価を受けるのも一つの選択肢です。


不器用な子どもへのサポート方法

「不器用さが気になるけれど、どうやってサポートしたらいいの?」という方へ、すぐに実践できる方法をご紹介します。

手先の器用さを育む遊びを取り入れる

  • はさみや折り紙、ひも通し、ブロック遊びを積極的に取り入れる
  • 小さめのクレヨンや短い鉛筆を使い、指先の力を鍛える

運動の基礎となる動きを練習する

  • バランスをとる遊び(平均台、片足立ち)
  • キャッチボールや風船遊びで、目と手の協調運動を鍛える

生活動作を簡単にする工夫をする

  • 服のボタンが難しい場合は、マジックテープの服から練習
  • スプーンやフォークを使うのが難しい場合は、太めの持ち手のものを使う

「できた!」を増やす環境を作る

  • 無理に「やらせる」のではなく、「できることを増やしていく」ことが大切
  • 例えば、ボタンをとめるのが苦手なら、「今日は1つだけとめてみよう!」と段階をつける

おわりに

子どもの不器用さには、成長の過程で見られるものと、発達の課題が影響しているものの両方があります。

もし、「少し苦手そうだけど、工夫しながら頑張れている」なら、焦らず見守るのが大切です。でも、「明らかに年齢に合わないレベルで苦手」「日常生活に支障が出ている」と感じる場合は、専門家に相談するのも一つの方法です。

子どもが自信を持って「できる!」と感じられるように、家庭や学校でサポートしていきましょう!


保護者の方へのご案内

大阪府池田市の療育センターエコルドでは、お子さんの「不器用さ」に関する相談やサポートを行っています。お箸の使い方や運動の苦手さなど、日常生活で気になる点があれば、お気軽にご相談ください!

療育コンサル 中山 のぞみ
D&I株式会社取締役兼療育センター長
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