協調運動の発達と学習・社会性の関係:運動が苦手な子どもの特性とは?
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協調運動の発達と学習・社会性の関係:運動が苦手な子どもの特性とは?

2025年2月10日 更新:2026年5月18日

こんにちは!「ボールを投げても思った方向に飛ばない」「縄跳びがなかなか上手くできない」「字を書くのが遅くて読みにくい」といった、お子さんの運動面での困りごとはありませんか?

実は、こうした「運動の苦手さ」は、協調運動の発達と関係しています。協調運動は、学習や社会性にも影響を与えることが研究で明らかになっています。

今回は、協調運動の発達と学習・社会性の関係、そして運動が苦手な子どもの特性とサポート方法について詳しくお伝えします!


そもそも協調運動とは?

協調運動とは、体のさまざまな部位をスムーズに連携させながら動かす能力のことを指します。具体的には、次のような運動が含まれます。

粗大運動(大きな動き)

  • ボールを投げる・キャッチする
  • 走る・ジャンプする・縄跳びをする
  • バランスを取る(平均台、片足立ち)

微細運動(細かい動き)

  • 鉛筆を持って字を書く
  • はさみを使って切る
  • ボタンをとめる・靴ひもを結ぶ

これらの動作は、目・手・足・体幹を連携させることでスムーズに行われます。しかし、協調運動がうまく発達していないと、動作がぎこちなくなる、不器用に見えるなどの特性が現れます。


運動が苦手な子どもの特性とは?

「運動が苦手」という子どもたちには、いくつかの共通する特性があります。

ボールを投げる・キャッチするのが苦手

  • 投げても力が入らず遠くに飛ばない
  • キャッチしようとしてもタイミングが合わない

👉 目と手の協調運動(ビジョン&ハンドコーディネーション)が苦手な可能性があります。


バランスを取るのが苦手

  • 片足立ちができない、すぐにふらつく
  • 階段の昇り降りや平均台が苦手

👉 体幹の発達が十分でない、またはバランス感覚を司る前庭機能が弱い可能性があります。


縄跳びやスキップが難しい

  • 足と手の動きがバラバラになる
  • 縄を回すタイミングとジャンプのタイミングが合わない

👉 手と足を同時に動かす協調運動が未発達な可能性があります。


字を書くのが遅くて読みづらい

  • 鉛筆を強く握りすぎたり、逆に力が入らなかったりする
  • 文字の大きさがバラバラで読みづらい

👉 手指の微細運動や視覚的な空間認知が苦手な可能性があります。


協調運動の発達と学習・社会性の関係

運動が苦手なことが、実は学習や社会性にも影響を与えることがあります。

① 学習への影響

書くことが苦手になる
→ 筆圧調整が難しく、字を書くことがストレスになる。
→ 板書をノートに書き写すのに時間がかかる。

体育の授業での困難
→ 「できないからやりたくない」と思い、運動が嫌いになる。
→ 先生や友だちに「もっと頑張って!」と言われても、体が思うように動かず、苦手意識が強くなる。

目と手の協調が必要な学習が難しくなる
→ 算数の図形問題で、形をイメージするのが難しい。
→ 定規やコンパスの操作が苦手で、作図がうまくできない。


② 社会性への影響

友だちとの遊びに参加しにくい
→ 鬼ごっこやドッジボールなど、運動が必要な遊びを避ける。
→ 「遅い」「下手」と言われることが自信の低下につながる。

集団行動が苦手になる
→ 運動会や体育の授業での活動がストレスになる。
→ 「協力する」「役割を果たす」といった経験が減ることで、社会性の発達に影響を与えることも。


運動が苦手な子へのサポート方法

協調運動の発達には、無理のない範囲で楽しみながら練習することが大切です。

視覚と動作を結びつける遊びを取り入れる

  • 風船遊び:目と手の協調運動を鍛える。
  • ボールを転がしてキャッチ:キャッチのタイミングをつかみやすくなる。

バランス感覚を養う運動をする

  • 平均台や一本橋を歩く遊び
  • トランポリンでバランスを取る

👉 体幹の発達を促すことで、姿勢の安定につながる。


細かい動きを鍛える活動をする

  • 指先を使う遊び(ひも通し、粘土遊び、折り紙)
  • 箸を使う練習(短く太い箸からスタート)

👉 手指の運動を鍛えることで、鉛筆の持ち方や筆圧調整がスムーズになる。


楽しく取り組める運動遊びを取り入れる

  • リズム遊び(音楽に合わせて体を動かす)
  • ジャンプ系の運動(ケンケンパ、縄跳びのまね)

👉 楽しみながら運動できると、苦手意識を持ちにくくなる。


おわりに

運動が苦手な子どもたちは、「やりたくない」「自分には無理」と感じることが多くなりがちです。しかし、適切なサポートを受けながら成功体験を積み重ねることで、自信を持って取り組めるようになります!

お子さんの特性を理解しながら、少しずつ「できた!」を増やしていける環境を整えていきましょう!


保護者の方へのご案内

大阪府池田市の療育センターエコルドでは、協調運動の発達をサポートするプログラムを提供しています。「運動が苦手」「学習や日常生活に影響がある」などのお悩みがありましたら、ぜひお気軽にご相談ください!

療育コンサル 中山 のぞみ
D&I株式会社取締役兼療育センター長
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