スーパーで走り回ったり、、、外出が地獄!
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スーパーで走り回ったり、、、外出が地獄!

2026年5月2日 更新:2026年5月18日

スーパーに行くとお子さまが走り回ってしまい、手を繋ごうとすると振りほどいて逃げていくので、商品棚の間を追いかけ回すことになり、周りの人にぶつかったり商品を触ったりして迷惑をかけてしまうというご相談を、よくいただきます。カートに乗せようとしても嫌がって暴れるため、結局追いかけ回すことになり、レジに並んでいる時もじっとしていられずどこかへ行ってしまうので、買い物どころではなく疲れ果ててしまうそうです。

公園でも同じで、遊具で遊ばずにどこまでも走っていってしまうため、一瞬でも目を離すと見えなくなり、道路に飛び出しそうで怖くて外出が地獄のようだと感じている保護者の方が、とても多くいらっしゃいます。買い物も公園も、必要なことなのに行けないというストレスは、計り知れません。

外出が地獄という状況は、発達障害のお子さま、特にADHDのお子さまに非常に多く見られる困難ですが、適切な対応と支援によって安全に外出できる力は育ちますので、少しずつ外出が楽になっていきます。

外出時に走り回る理由

多動性

ADHDの主な特性の一つが多動性で、じっとしていることができずに常に動いていたいという欲求が強いため、スーパーのような広い空間では走り回ってしまいます。

衝動性

見たいものがあると衝動的に走っていってしまい、危ないから待ってと言われても止まれないため、考える前に体が動いてしまうという衝動性の強さが、外出時の困難につながっています。

刺激の多さ

スーパーには商品や人、音や光など刺激が多いため、あれもこれも気になって落ち着いていられず、刺激に反応して動き回ってしまいます。

感覚を求めている

走ること自体が、前庭感覚(バランス感覚)や固有感覚(体の位置感覚)を満たしてくれるため、感覚を求めて走り回っていることもあります。

ルールの理解が弱い

スーパーでは走らない、保護者のそばにいるというルールが理解できていないため、なぜ走ってはいけないのか、なぜ手を繋がなければいけないのかが分かっていません。

退屈

買い物は子どもにとって退屈な活動なので、退屈すぎて走り回ることで刺激を求めてしまいます。

危険認識の弱さ

走り回ることが危険だという認識が弱く、道路に飛び出したら車にひかれる、人にぶつかったら怪我をさせるという危険が予測できないため、平気で走り回ってしまいます。

家庭でできる外出時の対応

外出前に約束する

外出する前に、スーパーではママと手を繋ぐよ、走らないよという約束を視覚的に示しながら伝えることで、絵カードや写真を使って約束を確認してから出かけるようにすると、心の準備ができて行動しやすくなります。

ルールを視覚的に示す

スーパーでのルールを視覚的に示すことで、手を繋ぐ絵カード、走らない絵カード、カートに乗る絵カードなど、ルールを目で見て分かるようにすると理解しやすくなります。

短時間で終わらせる

最初から長時間の買い物は無理なので、必要最低限のものだけ買って短時間で終わらせることで、5分、10分という短い時間なら我慢できるようになり、少しずつ時間を延ばしていきます。

空いている時間帯を選ぶ

混雑している時間帯は刺激が多すぎるため、平日の午前中など空いている時間帯を選ぶことで、人が少なければ刺激も少なく落ち着いて過ごせるので、失敗を減らせます。

カートを活用する

走り回らないようにカートに乗せることで、カートに乗っている間は走れないので、カートに乗るという習慣をつけることが効果的ですが、嫌がる場合は無理せず、短時間から始めて褒めることで慣れさせます。

ハーネスや手繋ぎグッズを使う

手を繋ぐのを嫌がる場合は、ハーネスや手繋ぎグッズを使うことで、安全を確保できるので、恥ずかしいと感じる保護者もいるかもしれませんが、お子さまの安全が最優先です。

役割を与える

カートを押す手伝いをしてもらう、商品を取ってもらう、カゴに入れてもらうなど役割を与えることで、退屈せずに参加でき、走り回ることが減ります。

待つ間の活動を用意

レジで待つ時など退屈な時間には、小さなおもちゃや絵本、スマホの動画など待つ間にできることを用意することで、退屈を紛らわせて走り回ることを防げます。

ご褒美を設定する

ちゃんと手を繋いで買い物できたら、帰りに公園に寄る、好きなおやつを買うなどご褒美を設定することで、頑張る動機になりますが、毎回ではなく少しずつ減らしていくことが大切です。

できたら褒める

少しでも手を繋げた、走らずに歩けた、カートに乗れたという小さな成功を見逃さずにたくさん褒めることで、褒められることで良い行動が強化され、次もやろうという気持ちになります。

事前に体を動かす

外出前に公園で思い切り走らせる、家で体を動かす遊びをするなど、事前に体を動かしてエネルギーを発散させることで、エネルギーが発散されていると落ち着いて過ごせるようになります。

失敗しても責めない

走り回ってしまっても、怒鳴ったり責めたりせずに、穏やかに注意して次はどうすればいいか教えることで、責められると外出が嫌になってしまうので、前向きに次に繋げることが大切です。

専門家に相談するタイミング

全く外出できない時

外出するたびに走り回って危険で、全く外出できない状態になっている場合は、日常生活に大きな支障が出ているため、早めの相談が必要になります。

迷子になったことがある時

走り回って迷子になったことがある、道路に飛び出したことがあるなど、重大な危険があった場合は、すぐに相談が必要です。

多動や衝動性が非常に強い時

外出時だけでなく家でも多動や衝動性が非常に強く、常に動き回っている、危険なことをするという場合は、ADHDの可能性があるため総合的な支援が必要になります。

保護者が疲れ果てている時

外出のたびに疲れ果てて、もう外に出たくないと感じている場合は、保護者自身のケアのためにも相談が必要になります。

療育での外出時の支援

多動性・衝動性のコントロール

療育では止まるゲームや待つゲーム、順番を守る練習など遊びの中で多動性や衝動性をコントロールする方法を教えることで、楽しく練習しながら止まる力や待つ力が育ち、外出時にも活かせるようになります。

ルールを視覚的に教える

外出時のルールを絵カードや写真、ソーシャルストーリーなどで視覚的に教えることで、手を繋ぐこと、走らないこと、ママのそばにいることなどのルールが理解しやすくなり、守れるようになっていきます。

小集団での練習

小集団療育では実際に外出する練習ができることもあり、スーパーごっこや公園への外出など、支援者が見守る中で安全に練習できるので、失敗しても優しく教え直してもらえて、成功体験を積めます。

感覚統合の支援

感覚を求めて走り回っている場合は感覚統合療法が効果的で、トランポリンやブランコ、マットなど思い切り体を動かす活動で感覚を満たすことで、外出時に走り回る衝動が減っていきます。

待つ力を段階的に育てる

短い時間から段階的に待つ練習をすることで、3秒、5秒、10秒、30秒と少しずつ待つ時間を延ばしていき、待つ力が育つとレジでの待ち時間なども我慢できるようになります。

ソーシャルスキルトレーニング

公共の場でのマナーや振る舞い方をソーシャルスキルとして教えることで、スーパーでの過ごし方、公園での遊び方など、具体的な場面での適切な行動を学べます。

危険認識を育てる

走ることの危険性を具体的に教えることで、人にぶつかると怪我をする、道路に出ると車にひかれるなど、危険を理解する力を育てていきます。

成功体験を積む

短時間でも外出できた、少しでも手を繋げたという成功体験を積むことで、小さな成功を見逃さずたくさん褒めることで自信がつき、次もやろうという意欲が育ちます。

保護者への具体的な指導

療育では外出前の約束の仕方や視覚支援の作り方、カートの使い方、ハーネスの活用方法、褒め方など具体的な方法を専門家から学べるので、保護者が家庭で実践できることが最も重要になります。

安全に外出できる力は育つ

外出が地獄でスーパーで走り回ってしまうというお悩み、本当によく分かります。

でも、知っておいていただきたいのは、安全に外出できる力は育つということです。多動性や衝動性は脳の特性ですが、適切な対応と練習によって、確実にコントロールできるようになっていきます。

大切なのは、外出前に約束すること、ルールを視覚的に示すこと、短時間で終わらせること、空いている時間を選ぶこと、カートやハーネスを活用すること、役割を与えること、できたら褒めることです。そして何より、失敗しても責めないこと、焦らず少しずつ練習すること、一人で抱え込まずに専門家の力を借りることです。

安全に外出できるようになると、買い物ができるようになり、公園で遊べるようになり、家族で外出を楽しめるようになります。保護者の負担も大きく軽くなり、生活の質が上がります。

焦らないでください。少しずつ、外出できる力を育てていきましょう。5分から10分、10分から15分と、必ず進歩します。その可能性を信じて、今から取り組み始めましょう。

療育センターエコルドで、安全に外出できる力を育てる支援を

大阪府池田市にある療育センターエコルドは、外出時の困難に悩むお子さまとご家族を支援する療育施設です。

スーパーで走り回ってしまうというお子さまに対して、小集団療育と集団療育を組み合わせた専門的な支援を提供しています。多動性や衝動性をコントロールする方法を教え、ルールを視覚的に教え、感覚統合療法で感覚を満たし、待つ力を段階的に育て、ソーシャルスキルとして公共の場でのマナーを学びます。

公認心理師による専門的な支援、田中ビネー・ヴァインランドなどの発達検査で客観的に状態を把握、児童発達支援の5領域をバランスよく育てるプログラム、リハビリ専門職が開発したデジリハで楽しく訓練、多動性・衝動性のコントロール支援、保護者への丁寧なフィードバックと家庭での外出時の対応方法の助言によって、安全に外出できる力を育てる総合的な支援でお子さまとご家族の生活をサポートします。

外出が地獄で困っている方、スーパーで走り回ってしまう方は、ぜひ療育センターエコルドにご相談ください。

多動性や衝動性をコントロールし、安全に外出できる力を育てる支援を、エコルドが全力でサポートします。


療育センターエコルド お問い合わせ

発達検査実施/見学随時受付/多動性・衝動性のコントロール支援/外出時の困難への対応/

お気軽にお問い合わせください。安全に外出できる力は育ちます。お子さまの多動性・衝動性を、一緒にコントロールしていきましょう。

療育コンサル 中山 のぞみ
D&I株式会社取締役兼療育センター長
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