行事に参加できない。運動会も発表会も見てるだけ。。。
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行事に参加できない。運動会も発表会も見てるだけ。。。

2026年5月5日 更新:2026年5月18日

運動会でお子さまが全く競技に参加せずに端っこで座っているだけで、かけっこも玉入れもダンスも何もせずにただ見ているだけなので、他の子が楽しそうに参加している中で我が子だけ参加できずに申し訳ない気持ちになるというご相談を、よくいただきます。発表会でも同じで、ステージに上がることはできるのですが歌も踊りも何もせずに立っているだけで、練習の時から全く参加できていないと先生に言われて、何が原因なのか分からず悩んでいる保護者の方が、とても多くいらっしゃいます。

遠足や誕生日会などの行事でも参加できず、みんなが楽しんでいる輪の外でポツンと一人でいる姿を見ると、この子は楽しくないのか、友達と一緒に活動できるようになるのかと不安になるお気持ち、本当によく分かります。

行事に参加できないという状況は、発達障害のお子さまに非常に多く見られる困難ですが、適切な対応と支援によって少しずつ参加できるようになりますので、焦らずに段階的に進めていくことが大切です。

行事に参加できない理由

集団活動への不安

大勢の人がいる場所が苦手で、運動会や発表会のように多くの人が集まる行事では不安が強くなってしまうため、不安のあまり参加できなくなってしまいます。

感覚過敏

行事では音や光、人の声など感覚刺激が非常に多いため、感覚過敏があるお子さまにとって行事は刺激が強すぎて辛く、耐えられないので参加できないということがあります。

予測できないことへの不安

行事は普段と違う特別な活動なので、何が起こるか予測できないことが不安で、いつもと違う流れやいつもと違う場所、いつもと違う活動が、大きな不安を引き起こします。

指示が理解できない

集団への一斉指示が理解できないため、みんなで走って、みんなで歌ってと言われても何をすればいいか分からず、分からないから参加できないということがあります。

模倣の力が弱い

友達の動きを見て真似するという模倣の力が弱いため、ダンスや体操など友達を見て真似して動くことができず、参加できなくなります。

注目されることへの不安

発表会のようにステージに立って注目されることが怖くて、多くの人に見られることが耐えられないため、参加できないということもあります。

ルールの理解が難しい

競技のルールが理解できないため、かけっこや玉入れなど何をすればいいか分からず、分からないから参加しないという状態になっています。

練習不足

練習の時から参加できていないため、当日も何をすればいいか分からず、練習で経験を積めていないことが、当日の不参加につながっています。

家庭でできる行事参加を促す方法

事前に行事の内容を教える

運動会では何をするのか、発表会では何をするのかを、写真や動画を使って事前に具体的に教えることで、見通しが持てると不安が減り、心の準備ができて参加しやすくなります。

当日のスケジュールを視覚的に示す

当日の流れを絵カードやスケジュール表で視覚的に示すことで、集合、開会式、かけっこ、ダンス、閉会式という流れが分かると安心でき、次に何が起こるか分かっていると参加しやすくなります。

家で練習する

運動会の曲を流してダンスを練習する、発表会の歌を歌う練習をするなど、家で事前に練習することで、練習して慣れていると本番でも動きやすくなり、成功体験を積むことができます。

会場に慣れさせる

可能であれば行事の前に会場を見せておくことで、体育館やグラウンドなど、どんな場所でやるのか事前に知っておくと不安が減ります。

参加のハードルを下げる

全部参加しなくても、一つだけ参加できればOKという気持ちで臨むことで、ハードルを下げると参加しやすくなり、小さな成功を積み重ねることが大切です。

保護者が一緒にいる

小さな行事では保護者が一緒にいることを許可してもらうことで、保護者がそばにいれば安心して参加できることもあるので、園と相談して配慮してもらいます。

逃げ場所を用意する

どうしても無理な時は休憩できる場所を用意しておくことで、無理して参加し続けるのではなく、休憩して戻ってくることができると気持ちが楽になります。

感覚過敏への配慮

イヤーマフを使う、端っこの目立たない場所にいる、音が小さい場所を選ぶなど、感覚過敏への配慮をすることで、刺激を減らせば参加しやすくなることがあります。

参加できたことを褒める

全部参加できなくても、少しでも参加できたら大いに褒めることで、ダンスで手を動かした、かけっこで少し走ったというだけでも素晴らしい進歩なので、小さな成功を見逃さずに認めます。

園と連携する

園の先生と事前に相談して、配慮をお願いすることで、端っこで参加させてもらう、保護者が付き添う、無理な時は休憩させてもらうなど、園と協力することが重要です。

ビデオで振り返る

行事の様子をビデオで撮って一緒に見ることで、少しでも参加できていた場面を一緒に見て、ちゃんと参加できてたね、すごいねと褒めることで、自信につながります。

焦らない

今年参加できなくても来年は参加できるかもしれないという長い目で見ることで、焦って無理強いすると行事が嫌いになってしまうので、ゆっくりと成長を見守ることが大切です。

専門家に相談するタイミング

全く参加できず孤立している時

行事だけでなく日常の集団活動にも全く参加できず孤立している場合は、集団適応の困難が大きいため、早めの支援が必要になります。

感覚過敏が強い時

音や光、触覚などの感覚過敏が非常に強く、日常生活にも支障がある場合は、感覚統合の支援が必要になります。

不安が非常に強い時

行事だけでなく日常的に不安が強く、園に行くのも嫌がる、家でも緊張しているという場合は、不安への専門的な対応が必要です。

他の発達の遅れも見られる時

行事に参加できないだけでなく、言葉の遅れや社会性の遅れなど他の発達の遅れも見られる場合は、総合的な支援が必要になります。

療育での行事参加への支援

小集団での練習

小集団療育では少人数で集団活動を練習できるため、2〜4人の小さな集団で歌やダンス、ゲームなどを練習することで、少人数なら参加しやすく、成功体験を積めるので、徐々に大きな集団へと段階的に進めていきます。

集団活動への段階的な参加

最初は保護者と一緒、次は保護者が見える場所で、その次は保護者が見えない場所でという段階を踏んで集団活動に参加する練習をすることで、段階的に進めることで無理なく慣れていけます。

感覚統合療法

感覚過敏がある場合は感覚統合療法が効果的で、トランポリンやブランコ、マットなどで感覚を整えることで、刺激への耐性が上がり、行事でも過ごしやすくなります。

ソーシャルスキルトレーニング

集団での過ごし方や行事での振る舞い方をソーシャルスキルとして教えることで、みんなと一緒に動くこと、指示を聞くこと、順番を待つことなど、具体的なスキルを練習します。

模倣の練習

友達の動きを見て真似する練習をすることで、ダンスや体操など、模倣する力が育つと行事でも参加しやすくなります。

指示理解の練習

集団への一斉指示を理解する練習をすることで、みんなで〇〇してという指示が分かるようになると、行事でも動けるようになります。

ルールの理解

競技のルールを視覚的に教えることで、かけっこはゴールまで走る、玉入れは玉をカゴに入れるなど、ルールが分かると参加できるようになります。

成功体験を積む

小さな集団活動に参加できた、ダンスで少し体を動かせたという成功体験を積むことで、小さな成功を見逃さず褒めることで自信がつき、次も参加しようという気持ちが育ちます。

保護者への具体的な指導

療育では事前準備の仕方や視覚支援の作り方、園との連携の仕方、感覚過敏への配慮方法など具体的な方法を専門家から学べるので、保護者が家庭や園で実践できることが最も重要になります。

行事に参加する力は育つ

行事に参加できず運動会も発表会も見ているだけというお悩み、本当によく分かります。

でも、知っておいていただきたいのは、行事に参加する力は育つということです。今年参加できなくても、適切な支援と練習によって、来年は参加できるようになるかもしれません。

大切なのは、事前に行事の内容を教えること、当日のスケジュールを視覚的に示すこと、家で練習すること、参加のハードルを下げること、感覚過敏に配慮すること、少しでも参加できたら褒めること、園と連携することです。そして何より、焦らないこと、無理強いしないこと、一人で抱え込まずに専門家の力を借りることです。

行事に参加できるようになると、集団活動が楽しめるようになり、友達と一緒に何かを成し遂げる経験ができ、自信がつき、社会性が育ちます。保護者も我が子の成長を見て喜べるようになります。

焦らないでください。少しずつ、行事に参加できる力を育てていきましょう。今年は見ているだけでも、来年は少し動けるかもしれません。必ず進歩します。その可能性を信じて、今から取り組み始めましょう。

療育センターエコルドで、行事に参加する力を育てる支援を

大阪府池田市にある療育センターエコルドは、行事に参加できないお子さまとご家族を支援する療育施設です。

運動会も発表会も見ているだけというお子さまに対して、小集団療育と集団療育を組み合わせた専門的な支援を提供しています。小集団で集団活動を練習し、段階的に参加する力を育て、感覚統合療法で感覚を整え、ソーシャルスキルトレーニングで集団での過ごし方を学び、模倣の練習や指示理解の練習を行います。

公認心理師による専門的な支援、田中ビネー・ヴァインランドなどの発達検査で客観的に状態を把握、児童発達支援の5領域をバランスよく育てるプログラム、リハビリ専門職が開発したデジリハで楽しく訓練、集団活動への参加支援、保護者への丁寧なフィードバックと家庭や園での対応方法の助言によって、行事に参加する力を育てる総合的な支援でお子さまとご家族の生活をサポートします。

行事に参加できなくて困っている方、運動会も発表会も見ているだけという方は、ぜひ療育センターエコルドにご相談ください。

小集団から始めて段階的に、行事に参加する力を育てる支援を、エコルドが全力でサポートします。


療育センターエコルド お問い合わせ

発達検査実施/見学随時受付/行事参加への支援/集団活動の練習

お気軽にお問い合わせください。行事に参加する力は育ちます。お子さまの集団活動への参加を、一緒に育てましょう。

療育コンサル 中山 のぞみ
D&I株式会社取締役兼療育センター長
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