お寿司屋さんごっこがリハビリに?デジリハ「HEY!HEY!寿司」をご紹介
「腕を上げてみよう」
「もう一回やってみよう」
身体を動かす練習では、どうしても「練習している」「やらされている」という感覚になってしまうことがあります。
でも、
「お客さんにお寿司を届けよう!」
だったらどうでしょう。
同じように腕を動かす活動でも、ちょっとやってみたくなりませんか?
療育センターエコルドネクストでは、楽しみながら身体を動かすことができる「デジリハ」を療育に取り入れています。
今回は、その中からWebカメラを使って楽しむ「HEY!HEY!寿司」をご紹介します。
自分がお寿司屋さんの大将に!
「HEY!HEY!寿司」では、画面の中のお客さんから注文されたお寿司を届けていきます。
特徴的なのは、ゲーム用のコントローラーを持つ必要がないこと。
Webカメラが子どもの身体の動きを捉えるため、自分の腕や手を動かすことが、そのままゲームの操作につながります。
腕を上げる。
腕を下げる。
狙った場所へ手を動かす。
すると画面の中でも動きが起こり、お寿司をお客さんに届けることができます。
「自分が動いたら、画面も動いた!」
この分かりやすい反応が、子どもたちの「もう一回やってみたい」につながります。
「見る・考える・動かす」を一緒に使う
この活動で使うのは、腕や肩周辺の動きだけではありません。
まず、お客さんの注文を見ます。
「次は何のお寿司かな?」
と確認します。
そして、どこへ手を動かせばいいのかを考え、実際に身体を動かします。
つまり、
見る → 考える → 動かす
という一連の流れを、遊びの中で経験することができます。
そのため、上肢を動かすことだけでなく、目で見た情報に合わせて身体を動かす経験にもつながります。
ただし、大切なのは「たくさん動かせばいい」ということではありません。
お子さんによって身体の状態や運動上の配慮は異なるため、その子に合った動きの範囲や姿勢、活動時間を考えながら取り入れていきます。
「腕を上げて」より「お寿司を届けよう」
私たちがデジリハを取り入れている理由の一つが、ここにあります。
同じ動きでも、
「腕を10回上げましょう」
と言われるのと、
「お客さんにお寿司を届けよう!」
と言われるのでは、子どもの受け取り方は大きく変わります。
画面の中のお客さんにお寿司を届けたい。
もっとやってみたい。
次は成功させたい。
そんな「やりたい」という気持ちが、自然な身体の動きにつながっていきます。
療育では、できる・できないだけを見るのではなく、
「自分からやってみようと思えるか」
も大切にしたいと考えています。
「自分でできた!」が次の挑戦につながる
自分で手を動かした。
画面が反応した。
そして、お寿司を届けることができた。
その一つひとつが、子どもにとって分かりやすい成功体験になります。
「できた!」
という経験があるから、
「もう一回!」
が生まれます。
そして、その「もう一回」が、結果として身体を動かす回数を増やしてくれることもあります。
何より、「HEY!HEY!寿司」はお寿司屋さんになりきって遊べるので、活動そのものが楽しいのも魅力です。
療育だから頑張る。
リハビリだから頑張る。
ではなく、
楽しいから、もう一回やりたい。
私たちは、そんな気持ちから生まれる活動を大切にしています。
療育センターエコルドネクストでは、お子さん一人ひとりの身体の状態や発達段階に合わせながら、デジリハを療育の一つとして活用しています。
「実際にどんなふうに動くの?」
「うちの子でもできるのかな?」
と気になる方は、ぜひ見学や体験の際にスタッフへお声がけください。
“やらされるリハビリ”ではなく、“やりたくなるリハビリ”へ。
遊びの力を使いながら、子どもたちの「やってみたい」を一緒に増やしていきたいと思います。