お寿司屋さんごっこがリハビリに?デジリハ「HEY!HEY!寿司」をご紹介

お寿司屋さんごっこがリハビリに?デジリハ「HEY!HEY!寿司」をご紹介

2026年08月28日

「腕を上げてみよう」

「もう一回やってみよう」

身体を動かす練習では、どうしても「練習している」「やらされている」という感覚になってしまうことがあります。

でも、

「お客さんにお寿司を届けよう!」

だったらどうでしょう。

同じように腕を動かす活動でも、ちょっとやってみたくなりませんか?

療育センターエコルドネクストでは、楽しみながら身体を動かすことができる「デジリハ」を療育に取り入れています。

今回は、その中からWebカメラを使って楽しむ「HEY!HEY!寿司」をご紹介します。

自分がお寿司屋さんの大将に!

「HEY!HEY!寿司」では、画面の中のお客さんから注文されたお寿司を届けていきます。

特徴的なのは、ゲーム用のコントローラーを持つ必要がないこと。

Webカメラが子どもの身体の動きを捉えるため、自分の腕や手を動かすことが、そのままゲームの操作につながります。

腕を上げる。

腕を下げる。

狙った場所へ手を動かす。

すると画面の中でも動きが起こり、お寿司をお客さんに届けることができます。

「自分が動いたら、画面も動いた!」

この分かりやすい反応が、子どもたちの「もう一回やってみたい」につながります。

「見る・考える・動かす」を一緒に使う

この活動で使うのは、腕や肩周辺の動きだけではありません。

まず、お客さんの注文を見ます。

「次は何のお寿司かな?」

と確認します。

そして、どこへ手を動かせばいいのかを考え、実際に身体を動かします。

つまり、

見る → 考える → 動かす

という一連の流れを、遊びの中で経験することができます。

そのため、上肢を動かすことだけでなく、目で見た情報に合わせて身体を動かす経験にもつながります。

ただし、大切なのは「たくさん動かせばいい」ということではありません。

お子さんによって身体の状態や運動上の配慮は異なるため、その子に合った動きの範囲や姿勢、活動時間を考えながら取り入れていきます。

「腕を上げて」より「お寿司を届けよう」

私たちがデジリハを取り入れている理由の一つが、ここにあります。

同じ動きでも、

「腕を10回上げましょう」

と言われるのと、

「お客さんにお寿司を届けよう!」

と言われるのでは、子どもの受け取り方は大きく変わります。

画面の中のお客さんにお寿司を届けたい。

もっとやってみたい。

次は成功させたい。

そんな「やりたい」という気持ちが、自然な身体の動きにつながっていきます。

療育では、できる・できないだけを見るのではなく、

「自分からやってみようと思えるか」

も大切にしたいと考えています。

「自分でできた!」が次の挑戦につながる

自分で手を動かした。

画面が反応した。

そして、お寿司を届けることができた。

その一つひとつが、子どもにとって分かりやすい成功体験になります。

「できた!」

という経験があるから、

「もう一回!」

が生まれます。

そして、その「もう一回」が、結果として身体を動かす回数を増やしてくれることもあります。

何より、「HEY!HEY!寿司」はお寿司屋さんになりきって遊べるので、活動そのものが楽しいのも魅力です。

療育だから頑張る。

リハビリだから頑張る。

ではなく、

楽しいから、もう一回やりたい。

私たちは、そんな気持ちから生まれる活動を大切にしています。

療育センターエコルドネクストでは、お子さん一人ひとりの身体の状態や発達段階に合わせながら、デジリハを療育の一つとして活用しています。

「実際にどんなふうに動くの?」

「うちの子でもできるのかな?」

と気になる方は、ぜひ見学や体験の際にスタッフへお声がけください。

“やらされるリハビリ”ではなく、“やりたくなるリハビリ”へ。

遊びの力を使いながら、子どもたちの「やってみたい」を一緒に増やしていきたいと思います。