ごっこ遊びゼロ。おもちゃを並べるだけ
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ごっこ遊びゼロ。おもちゃを並べるだけ

2026年4月25日 更新:2026年5月18日

おままごとをしません。お人形を並べるだけです。ご飯を食べさせる真似も、寝かせる真似もしません。ただ、並べます。

ミニカーも同じです。走らせません。一列に並べます。きれいに、まっすぐに。並べることだけに夢中です。

他の子は、ごっこ遊びをしています。お店屋さんごっこ、お医者さんごっこ、楽しそうです。我が子は、一人で黙々と、おもちゃを並べています。

見立て遊びもしません。積み木を電話に見立てる、箱を車に見立てる。そのような遊びをしません。積み木は積み木、箱は箱。そのままです。

想像力がないのでしょうか。このまま、ごっこ遊びができないまま成長するのでしょうか。心配です。

ごっこ遊びができない。これは、発達障害のお子さまに非常に多く見られる特徴です。しかし、適切な対応と支援で、象徴遊びは育ちます。想像力を伸ばすことができます。

ごっこ遊び・見立て遊びとは

象徴遊び

ごっこ遊びや見立て遊びは、象徴遊びと呼ばれます。

あるものを別のものに見立てる、現実ではないことを想像して遊ぶ。象徴する力、想像する力が必要な遊びです。

見立て遊び

見立て遊びは、あるものを別のものに見立てることです。

積み木を電話に見立てる、バナナを電話に見立てる、箱を車に見立てる。このような遊びです。

ごっこ遊び

ごっこ遊びは、役割を演じる遊びです。

お母さん役、お医者さん役、お店屋さん役。役になりきって、遊びます。

発達の重要な段階

象徴遊びは、発達の重要な段階です。

想像力、創造力、社会性を育てます。言葉の発達にもつながります。ごっこ遊びができることは、発達の大切なマイルストーンです。

なぜごっこ遊びができないのか

象徴する力が育っていない

あるものを別のものに見立てる力が、まだ育っていません。

積み木は積み木、バナナはバナナ。それ以外のものとして、想像することができません。象徴する力の発達が、ゆっくりなのです。

想像力の発達の遅れ

現実にないことを想像する力が、まだ育っていません。

今、ここにあるもの、見えるもの、触れるもの。現実的なものに集中します。想像の世界に入ることが、難しいのです。

社会性の発達の遅れ

ごっこ遊びには、社会性が必要です。

役割を理解する、相手と協力する、やりとりをする。社会性が育っていないと、ごっこ遊びは難しいです。

模倣の力が弱い

他の人の行動を真似る力が、弱いことがあります。

お母さんが料理する姿を見ても、真似しません。真似る力が弱いと、ごっこ遊びも育ちにくいです。

遊び方を知らない

ごっこ遊びの仕方を、知らないこともあります。

どう遊べばいいか分からない。だから、おもちゃを並べるという、自分なりの遊び方をしています。

並べることへのこだわり

おもちゃを並べることに、強いこだわりがあります。

一列に並べる、きれいに整列させる。それが心地よく、安心します。並べることが、遊びになっています。

変化を嫌う

ごっこ遊びは、変化に富んでいます。

展開が変わる、予測できない。変化を嫌う特性があると、ごっこ遊びは不安です。並べる方が、予測でき、安心します。

家庭でできる象徴遊びを育てる方法

まず模倣から始める

ごっこ遊びの前に、模倣から始めます。

手を叩く真似、バイバイの真似、簡単な動作の真似。真似ができるようになることが、ごっこ遊びの基礎です。お子さまと向き合って、一緒に同じ動作をする練習から始めます。

日常動作の真似をする

日常的な動作を、一緒に真似します。

食べる真似、飲む真似、歯を磨く真似、寝る真似。日常動作の真似ができると、おままごとにつながります。保護者がまず手本を見せ、一緒にやり、褒めます。

簡単な見立てから

複雑な見立てではなく、簡単なものから始めます。

コップに見立てやすいもの、お皿に見立てやすいもの。形が似ているものから始めます。積み木をコップにして、飲む真似をする。少しずつ、見立てる力を育てます。

保護者が楽しそうに遊ぶ

保護者が楽しそうに、ごっこ遊びをする姿を見せます。

お人形にご飯を食べさせる、寝かせる。楽しそうに遊ぶ姿を、繰り返し見せます。真似したくなるように、魅力的に遊びます。

一緒に遊ぶ

一人で遊べなくても、一緒なら遊べることがあります。

保護者がお母さん役、お子さまが子ども役。役割を決めて、一緒に遊びます。最初は受け身でも、少しずつ参加できるようになります。

スクリプトを作る

遊びの流れを、決まったスクリプトにします。

おままごとなら、ご飯を作る、食べる、片付ける、という流れ。毎回同じ流れで遊ぶことで、安心して参加できます。慣れたら、少しずつ展開を変えます。

好きなものを取り入れる

お子さまの好きなものを、ごっこ遊びに取り入れます。

電車が好きなら、電車ごっこ。恐竜が好きなら、恐竜ごっこ。好きなものだと、興味を持ちやすいです。

視覚的に示す

遊び方を、視覚的に示します。

お人形にご飯を食べさせる写真、ミニカーを走らせる写真。見本があると、真似しやすくなります。

並べる遊びも認める

並べることが好きなら、それも認めます。

並べること自体は、悪いことではありません。並べた後、これは電車だね、出発進行、と展開を加えてみます。少しずつ、遊びを広げます。

小さな進歩を褒める

少しでもごっこ遊びの要素が見られたら、たくさん褒めます。

お人形を触った、ミニカーを動かした、それだけでも褒めます。小さな進歩を認めることで、次の行動につながります。

無理強いしない

嫌がる時は、無理強いしません。

まだ準備ができていないのかもしれません。焦らず、タイミングを見ます。遊びは楽しいものです。楽しくないなら、まだその時期ではありません。

絵本や動画を活用

ごっこ遊びをしている絵本や動画を見せます。

おままごとをしている絵本、お医者さんごっこをしている動画。見ることで、遊び方を学べます。興味を持つきっかけになります。

専門家に相談するタイミング

3歳を過ぎてもごっこ遊びが全くない時

3歳を過ぎても、ごっこ遊びや見立て遊びが全くない場合は、相談が必要です。

象徴する力の発達が遅れている可能性があります。

模倣も全くできない時

簡単な動作の模倣も全くできない場合は、早めの支援が重要です。

模倣の力を育てることが、優先課題です。

一人遊びばかりで他の子と遊べない時

ごっこ遊びができず、他の子とも遊べない場合は、相談が有効です。

社会性の支援が必要です。

他の発達の遅れも見られる時

ごっこ遊びができないだけでなく、言葉の遅れ、社会性の遅れなど、他の遅れも見られる場合は、総合的な支援が必要です。

早めに相談することが大切です。

療育での象徴遊びへの支援

模倣の力を段階的に育てる

療育では、模倣の力を段階的に育てます。

簡単な動作の模倣から、日常動作の模倣、道具を使う模倣。スモールステップで、丁寧に教えます。模倣ができると、ごっこ遊びにつながります。

見立て遊びの練習

見立て遊びを、段階的に練習します。

形が似ているものから、だんだん抽象的なものへ。バナナを電話に見立てる、箱を車に見立てる。楽しく遊びながら、見立てる力を育てます。

ごっこ遊びのスクリプト

ごっこ遊びの流れを、決まったスクリプトで教えます。

おままごとの流れ、お医者さんごっこの流れ。毎回同じ流れで練習することで、安心して参加できます。慣れたら、少しずつ展開を変えます。

小集団での練習

小集団療育では、友達とのごっこ遊びを練習できます。

お店屋さんごっこ、お医者さんごっこ。友達と一緒に、役割を決めて遊びます。少人数だから、一人ひとりに役割があり、参加しやすいです。

視覚支援を活用

遊び方を、視覚的に示します。

写真、絵カード、動画。見本があると、真似しやすくなります。遊びの流れも、視覚的に示すと分かりやすいです。

好きなものを活用

お子さまの好きなものを、ごっこ遊びに取り入れます。

電車、恐竜、車、キャラクター。好きなものだと、興味を持ちやすく、参加しやすいです。

社会性を育てる

ごっこ遊びには、社会性が必要です。

役割の理解、やりとり、協力。ソーシャルスキルトレーニングで、社会性を育てます。社会性が育つと、ごっこ遊びもできるようになります。

想像力を刺激する活動

想像力を刺激する活動を取り入れます。

絵本の読み聞かせ、お話作り、創作活動。想像する経験を積むことで、想像力が育ちます。

保護者への具体的な指導

療育では、保護者にも実践的な指導を行います。

家庭でのごっこ遊びの始め方、見立て遊びの教え方、模倣の促し方。具体的な方法を、専門家から学べます。保護者が家庭で実践できることが、最も重要です。

象徴遊びは育つ

ごっこ遊びゼロ、おもちゃを並べるだけ。そのお気持ち、よく分かります。

でも、知っておいてください。象徴遊びは、育ちます。模倣から始め、見立て遊びを経て、ごっこ遊びへ。段階的に進むことで、確実にできるようになります。

大切なのは、まず模倣から始めること、簡単な見立てから始めること、保護者が楽しそうに遊ぶこと、一緒に遊ぶこと、好きなものを取り入れること、小さな進歩を褒めること、無理強いしないことです。そして、焦らず待つこと、一人で抱え込まず専門家の力を借りることです。

ごっこ遊びができるようになると、想像力が育ちます。社会性が育ちます。言葉も豊かになります。友達と遊べるようになります。遊びの幅が、大きく広がります。

焦らないでください。少しずつ、象徴遊びを育てていきましょう。並べる遊びから、ごっこ遊びへ。必ず進歩します。その可能性を信じて今から取り組み始めましょう。

療育センターエコルドで、象徴遊びを育てる支援を

大阪府池田市にある療育センターエコルドは、ごっこ遊びができないお子さまとご家族を支援する療育施設です。

おもちゃを並べるだけというお子さまに対して、小集団療育と集団療育を組み合わせた専門的な支援を提供しています。模倣の力を段階的に育て、見立て遊びを練習し、ごっこ遊びのスクリプトを教え、小集団で友達と一緒に遊ぶ経験を積みます。

公認心理師による専門的な支援、田中ビネー・ヴァインランドなどの発達検査で客観的に状態を把握、児童発達支援の5領域をバランスよく育てるプログラム、リハビリ専門職が開発したデジリハで楽しく訓練、遊びを通した発達支援、保護者への丁寧なフィードバックと家庭での遊び方の助言。象徴遊びと想像力を育てる総合的な支援で、お子さまとご家族の生活をサポートします。

ごっこ遊びができなくて困っている方、おもちゃを並べるだけで心配な方は、ぜひ療育センターエコルドにご相談ください。

模倣から見立て、ごっこ遊びへ。象徴遊びを育てる支援をエコルドが全力でサポートします。


療育センターエコルド お問い合わせ

発達検査実施/見学随時受付/ごっこ遊び・象徴遊びの支援/模倣と社会性の育成

お気軽にお問い合わせください。

象徴遊びは育ちます。お子さまの想像力を、一緒に育てましょう。

療育コンサル 中山 のぞみ
D&I株式会社取締役兼療育センター長
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