感覚を育む!おうちでもできる遊びアイデア集
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感覚を育む!おうちでもできる遊びアイデア集

2025年4月17日 更新:2026年5月18日

「うちの子、じっとしていられない…」
「触られるのが苦手で着替えがスムーズにいかない」
「運動が苦手で遊びについていけないことがある」
そんなお悩み、ありませんか?

これらの行動の背景には、感覚統合の発達にアンバランスがある場合があります。
でも大丈夫。子どもは「遊び」を通して、感覚を育てていく力を持っています。

今回は、感覚統合の観点から、家庭でも取り入れやすい遊びアイデアをご紹介します!


感覚統合ってなに?

感覚統合とは、「視覚・聴覚・触覚・前庭感覚(バランス)・固有感覚(身体の動きや力の入れ具合)」など、さまざまな感覚情報を脳で整理し、体を上手に動かしたり、物事に集中したり、感情を安定させたりする力のことです。

この力がうまく働かないと、たとえば…

  • 落ち着かない、集中できない
  • 音や光に敏感すぎる・鈍感すぎる
  • ボールを投げる・キャッチするのが苦手
  • 自分の体の位置や力加減がうまくつかめない

といった困りごとが現れることがあります。


感覚を育むために大切なこと

感覚統合は、机に向かって勉強するような方法では育ちません。
子ども自身が「楽しい!」と思えるような遊びや体験の中で、自然と育まれていくのです。

特に幼児期は、感覚統合の発達にとって“黄金期”。
家庭や療育、園でのちょっとした遊びが、大きな成長につながることもあります。


感覚を刺激する!遊びアイデア集

▶︎① ぐるぐる遊び(前庭感覚の刺激)

  • 回転イスでゆっくりまわる
  • タオルや布に乗って引っ張ってもらう
  • マットの上でゴロゴロ転がる

回転や揺れの遊びは、バランスを取る力を育て、姿勢保持や注意力にも良い影響があります。

▶︎② 粘土・スライム遊び(触覚・固有感覚の刺激)

  • 手でこねる・ちぎる・丸める
  • 型に押し込んで取り出す
  • 冷たい・ぬるぬる・かたいなど、感触の違いを楽しむ

手や指先からの刺激は、感覚の過敏・鈍麻の調整に役立ち、手先の器用さにもつながります。

▶︎③ トンネル&くぐり遊び(空間認知・身体感覚の発達)

  • クッションやダンボールでトンネルを作る
  • ソファの下をくぐって冒険ごっこ
  • 四つ這いやハイハイで移動してみる

自分の体をコントロールして動かす経験が、空間認知やバランス感覚を育てます。

▶︎④ バランスあそび(前庭・固有感覚)

  • 片足立ちゲーム
  • クッションの上でジャンプ
  • 平均台ごっこ(マスキングテープなどを床に貼るだけでもOK)

バランスを取る力は、姿勢保持、集中力、書く・座るといった日常動作にもつながります。

▶︎⑤ 両手・全身を使う遊び(協調運動)

  • ビー玉つかみ(左右の手で別々の動き)
  • ボール運びゲーム(手と目の連動)
  • 音楽に合わせて踊る

複数の感覚を統合して動かす経験は、日常生活での複雑な動作の基礎になります。


「感覚のズレ」は“その子らしさ”の一部

感覚統合に課題があると、「困った行動」として見えることもありますが、それは子どもなりに“感覚の調整”をしているサインです。

☑︎ 触られるのが苦手 → 感覚過敏かも?
☑︎ 落ち着きがない → 感覚刺激を求めている?
☑︎ ボーっとしている → 感覚が入りづらいのかも?

その子の行動の“意味”に目を向けると、関わり方が変わっていきます。


まとめ

感覚統合の遊びは、特別な道具やトレーニングではなく、身近な遊びの中で自然に取り入れられるものばかり。

  • 子どもが夢中になれる遊び
  • やりたい!と思える遊び
  • 五感をたっぷり使える遊び

を通じて、子どもたちの“感じる力”と“動く力”を育てていきましょう。

「感覚の土台」が整うことで、学習や生活のスキルも、より安定して育まれていきます。


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療育コンサル 中山 のぞみ
D&I株式会社取締役兼療育センター長
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