「できる子」ほど見逃される?学業優秀な子どもの発達障害とその支援
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「できる子」ほど見逃される?学業優秀な子どもの発達障害とその支援

2025年3月26日 更新:2026年5月18日

「うちの子は勉強もできるし、困っていないから大丈夫だよね?」
「学校の先生からは特に何も言われていないし…」

こんな風に感じている保護者の方も多いかもしれません。
けれども実は、学業が優秀な子どもほど、発達障害の特性が見逃されるケースがあることをご存じでしょうか?

今回は、学力は高いのに、社会生活や感情面で困り感を抱えている「見えにくい発達障害」のお子さんについて、わかりやすくお伝えします。


学力優秀でも発達障害がある?

発達障害というと、「学習が遅れている」「知的に遅れがある」というイメージを持たれることも多いですが、それは誤解です。
発達障害は、あくまで脳の機能の特性によるものであり、知的な能力とは必ずしも関係ありません。

特に学業が得意なタイプの発達障害児は…

✔ 小学校低学年までは成績優秀
✔ 理解力が高く、知識も豊富
✔ 記憶力が抜群で暗記が得意

このため、「発達に特性がある」ことに周囲が気づきにくく、支援が遅れてしまうことがよくあります。


どんな困り感があるの?

学力はあっても、次のような困り感を抱えやすいのが特徴です。

1. コミュニケーションがうまくいかない

✔ 空気が読めないと言われる
✔ 一方的に話し続けてしまう
✔ 相手の気持ちを想像しにくい
→ 友達とトラブルになりがちです。

2. 感覚の過敏や鈍感がある

✔ 音や光に敏感で、疲れやすい
✔ 触覚過敏で衣類や食べ物にこだわりがある
→ 集団生活がストレスになりやすいことも。

3. 実行機能の課題

✔ 宿題を忘れがち
✔ 持ち物を忘れやすい
✔ 計画的に行動するのが苦手
→ 学業成績は良くても、生活面での困り感が増えていきます。


なぜ見逃されるの?

✔ 勉強ができることで「問題ない」と思われがち
✔ 学校では「優等生」を演じ、家で疲れ果てて癇癪や無気力状態に
✔ サポートがなくても「なんとかこなせている」ため、限界が来るまで誰も気づかない

このような「カモフラージュ(偽装)」によって、二次障害(うつ病や不安障害など)を発症するリスクが高まります。


早期発見と支援の重要性

学力が高くても、次のようなサインがあれば注意が必要です。

✔ 過剰なこだわりやパニック
✔ 自己肯定感の低下
✔ 過度の緊張感・疲労感
✔ 友人関係がうまくいかず孤立する
✔ 些細なことで傷つきやすい

もし「ちょっと気になるかも…」と感じたら、専門機関に相談することをおすすめします。


家庭でできるサポート

「今、親としてできることって?」
大切なのは、「頑張りすぎている」サインを見逃さず、安心できる環境をつくることです。

✔ 子どもの疲れや不安に気づく

「無理してないかな?」と日々声をかけましょう。

✔ 自己肯定感を育む声かけ

「できて当たり前」ではなく、「頑張ったね」とプロセスを認めましょう。

✔ 予測可能な環境づくり

ルーティンや予定表を使い、「見通し」を持たせて安心感を与えましょう。


学校・療育機関との連携

早期にサポートを受けることで、子ども自身もラクになります。
✔ 通常学級での合理的配慮
✔ 保育所等訪問支援や療育施設の利用
✔ ペアレントトレーニングで保護者も学ぶ

環境調整と周囲の理解が、子どもの未来を大きく変えます。


まとめ

「学力が高い=困りごとがない」わけではありません。
見えにくい発達障害こそ、気づくこと・理解することが大切です。

✔ 子どもの特性に気づく
✔ 無理をさせすぎない
✔ 早めに専門機関に相談する

「できる子」ほど、実は支援が必要な場合があることを知っておきましょう。


保護者の方へのご案内

大阪府池田市にある療育センターエコルドでは、乳幼児期を専門とした児童発達支援を中心に、集団活動や個別支援を通じて、専門性ある早期療育を提供しています。
また、送迎も施設から30分圏内を目安に実施しています。
池田市・箕面市・豊中市・吹田市の一部地域で、早期療育が必要なお子さんの保護者の方は、ポータルサイトの療育センターエコルドにお気軽にお問い合わせください。

療育コンサル 中山 のぞみ
D&I株式会社取締役兼療育センター長
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