謝られたのに許せない子どもの原因とサポート法
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謝られたのに許せない子どもの原因とサポート法

2025年3月12日 更新:2026年5月18日

「お友達が謝ったのに、うちの子はずっと怒ってる…」
「『ごめんね』って言われても『許さない!』って言い張る…」

子ども同士のトラブルでは、「謝る」だけで気持ちがスッキリするわけではないことがあります。特に発達障害のあるお子さんや、感情のコントロールが苦手な子どもは、謝罪を受け入れることが難しい場合もあります。

では、「謝られたのに許せない」気持ちの背景には、どのような理由があるのでしょうか? また、親や周囲の大人はどのようにサポートできるのでしょうか?

今回は、謝罪を受け入れにくい子どもの心理と、スムーズに気持ちを整理するためのサポート方法について詳しく解説します!


なぜ子どもは「謝られても許せない」のか?

子どもが謝罪を受け入れられないのには、いくつかの理由があります。


① 「謝ったら終わり」では納得できない

特徴

  • 「ごめんね」と言われても、「だから何?」と思ってしまう
  • 相手が悪いことをしたのに、謝っただけで解決するのが納得できない
  • 「もう二度としないでほしい」という気持ちが強い

→ 「ごめんね」だけではなく、どうすれば次に同じことが起こらないかを話し合うことが大切!


② 自分の気持ちをうまく整理できない

特徴

  • 「謝られたから許さなきゃいけない」と思うけれど、気持ちがついてこない
  • 頭では分かっていても、怒りや悲しさが消えない
  • 「ごめんね」と言われると、余計に感情がこみ上げてくる

→ 感情が落ち着くまで時間をかけることが大切!


③ 相手が本当に悪かったのに、「すぐに許す」のが納得できない

特徴

  • 「本当はすごく嫌だったのに、簡単に許したら負けた気がする」
  • 「また同じことをされたらどうしよう」と不安になる
  • 相手が「ごめんね」と言いながら笑っていたり、適当に謝っているように見える

→ 「許す=負け」ではないことを伝え、謝罪の本質を理解させることが大切!


④ 発達特性によるこだわりの強さ

特徴

  • ルールや正義感が強く、「悪いことをしたら罰を受けるべき」と考えてしまう
  • 「謝るだけで解決するのはおかしい!」と思ってしまう
  • いつまでも怒りが続き、気持ちの切り替えが苦手

→ ルールにこだわりすぎず、「間違いを認めることが大事」だと学ぶ機会が必要!


謝罪を受け入れる力を育むサポート方法

子どもが「謝られても許せない」と感じるとき、大切なのは**「すぐに許さなくてもいいけれど、どうすれば気持ちを整理できるか」を学ぶこと**です。

では、具体的なサポート方法を見ていきましょう。


① 気持ちが落ち着く時間を作る

やり方

  • 「まだモヤモヤしてるよね」と、怒りや悲しみの気持ちを受け止める
  • 「すぐに許さなくてもいいよ。気持ちが落ち着いたらお話ししよう」と伝える
  • 無理に「もういいでしょ」と言わず、子どものペースで気持ちを整理する時間を与える

→ 感情が整理できるまで「時間」が必要な子もいる!焦らず待つことが大切。


② 「許す=負け」ではないことを伝える

やり方

  • 「許すことは、相手を応援することでもあるよ」と伝える
  • 「〇〇くんがまた同じことをしないように、どうしたらいいかな?」と一緒に考える
  • 「許すこと=仲直りすること」ではなく、「気持ちを整理すること」だと教える

→ 許しを強制せず、「どうやってこの問題を解決するか」を考える視点を持たせる!


③ 「ごめんね」だけではなく、次の行動を考えさせる

やり方

  • 「〇〇くんは謝ったけれど、次はどうすればいいかな?」と問いかける
  • 「次に同じことが起きないようにするにはどうしたらいい?」と具体的な方法を一緒に考える
  • 「〇〇くんがやってくれたら嬉しいことはある?」と、子ども自身に解決策を考えさせる

→ 「謝罪=解決」ではなく、「どう改善するか」に目を向けることが大切!


④ 自閉症スペクトラム(ASD)の子には、視覚的に学べる方法を取り入れる

やり方

  • 「謝られたらどうしたらいいか」を、イラストや写真を使って説明する
  • 「こんなときはどうする?」と、ロールプレイで練習する
  • 「『ごめんね』を言った後、どうするのがいい?」と、具体的な行動ルールを決める

→ 目で見て理解しやすい方法を取り入れることで、謝罪の流れを覚えやすくなる!


⑤ 許すことのメリットを体験する機会を作る

やり方

  • 「前に〇〇くんが謝ってくれて、いい気持ちになったことあったよね?」と振り返る
  • 「許したことで仲良くなれた経験」を思い出させる
  • 逆に、自分が謝って受け入れてもらえたときの気持ちを考えさせる

→ 「許すことが関係をよくする」という実感を持たせることが大切!


おわりに

子どもが「謝られたのに許せない」と感じるのは、気持ちの整理が難しかったり、「許す」ことの意味をまだ理解できていないからかもしれません。

すぐに「許しなさい」と言うのではなく、「どうすればこの気持ちを整理できるか?」を一緒に考えていくことが大切です。

時間をかけて気持ちを整理する
「許す=負け」ではなく、「前に進むこと」と伝える
謝罪だけでなく、次の行動について考える機会を作る

こうしたサポートを続けることで、子どもが少しずつ「謝罪を受け入れる力」を育んでいくことができます。


保護者の方へのご案内

大阪府池田市の療育センターエコルドでは、子どもの社会性や感情コントロールを育むプログラムを提供しています。お子さんの対人関係や謝罪に関するお悩みがある方は、お気軽にご相談ください!

療育コンサル 中山 のぞみ
D&I株式会社取締役兼療育センター長
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