お友達とケンカばかり…仲直りを学ぶステップ
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お友達とケンカばかり…仲直りを学ぶステップ

2025年6月10日 更新:2026年5月18日

「またケンカしてる…」「仲直りさせたいけど、どうしたらいい?」と悩む保護者へ

  • ちょっとしたことで「もう遊ばない!」と怒る
  • おもちゃの取り合いで取っ組み合いになる
  • 泣いて謝れない、相手の気持ちを想像できない

子どものケンカは、保護者にとって心配の種。
「仲良く遊んでほしいのに」「すぐケンカになるのはうちの子だけ?」と、不安になることもありますよね。

でも実は、ケンカには子どもの大切な発達課題が隠されています。
今回は、子どものケンカの意味と、仲直りを学ぶステップを一緒に考えてみましょう。


そもそも、子どもはなぜケンカをするの?

1. 自分の気持ちを優先してしまうから

3〜5歳頃は「自分の気持ち」を最優先に行動します。

  • 「今これで遊びたい」
  • 「ぼくのものを取られた」
    自分の気持ちがあふれて、相手の気持ちまで考える余裕がありません。

2. 言葉で伝えるのがまだ難しいから

自分の気持ちを「ことば」で伝える力は、少しずつ育っていくもの。
特に、悔しい・怒った・悲しい気持ちは、言葉にするのが難しく、つい手が出たり泣き出したりしてしまいます。

3. 社会性を学んでいる途中だから

ケンカは「社会性」を育む大切な機会。
相手との関わりの中で「こうすると嫌なんだ」「こう言えば伝わるんだ」と学んでいきます。


ケンカは「成長のチャンス」

大人はつい「ケンカ=悪いこと」と感じてしまいがちですが、実はケンカを通して

  • 自分の気持ちを伝える
  • 相手の気持ちに気づく
  • 仲直りの仕方を知る
    こうした力が育ちます。

つまり、ケンカは子どもの社会性の大事なレッスンなのです。


ケンカの後、保護者がしてあげたい3つのステップ

1. まずは子どもの気持ちを受け止める

ケンカの後、「どうしてそんなことしたの!」「謝りなさい!」と怒りたくなる気持ちはよくわかります。
でも、まずは子どもの気持ちをしっかり受け止めてあげましょう。

✅ 例:

  • 「悔しかったんだね」
  • 「取られてイヤだったんだね」
  • 「遊びたかったのに貸してもらえなかったんだね」

こうした共感の言葉が、子どもの心を落ち着ける第一歩です。


2. 落ち着いてから「どうしたらよかったかな?」と一緒に考える

感情が落ち着いてから、「どうしてケンカになったのかな?」「どうしたらよかったかな?」と、一緒に考えます。

✅ 例:

  • 「貸してほしかったら、どう言えばよかったかな?」
  • 「順番で遊ぶってどんなふうにしたらいいかな?」
  • 「今度はどうする?」

このステップで大事なのは、「ダメなことを責める」のではなく、「次にどうすればいいか」を一緒に考えることです。


3. 仲直りの方法を教える

「ごめんなさい」は大事ですが、ただ言わせるだけでは仲直りにはつながりません。
子どもが仲直りしやすいように、保護者がサポートしましょう。

✅ 例:

  • 「『貸して』って言えなかったね。今度は一緒に言ってみようか」
  • 「『一緒に遊ぼう』って声をかけてみようか」
  • 「仲直りするって、どんな気持ちかな?」

無理に謝らせるのではなく、「気持ちを伝える」練習を積み重ねることで、少しずつ仲直りの仕方が身についていきます。


ケンカの最中に保護者ができること

「止めに入るべき?」「見守るべき?」と悩む場面もありますよね。
基本は「ケガや危険がない限りは見守る」。
でも、すぐに手が出てしまう、泣き叫んでしまう場合は大人のサポートが必要です。

✅ ポイント:

  • 「ストップ!一度止まろう」と仲裁する
  • 「順番にお話しようね」とクールダウンの時間を作る
  • 「ママがいるから安心して話してね」と寄り添う

ケンカの“交通整理役”として、安全に気持ちを切り替える場を作ってあげましょう。


「謝れない子」はどうしたらいい?

「悪いことをしたのに謝れない」
「言葉で『ごめんね』が言えない」
そんな子も多いです。

これは「謝りたくない」わけではなく、

  • 気持ちを整理するのが難しい
  • 言葉にするのが恥ずかしい
  • 謝る=負けた気がして嫌
    などの理由があることが多いです。

✅ 対応のヒント:

  • 「『ごめんね』が言えないときは、絵を描いて渡すのもいいよ」
  • 「頭をペコっと下げるだけでもいいよ」
  • 「今は言えなくても、あとで『ごめんね』って言おうね」

謝る方法を一緒に考え、子どもが「やってみようかな」と思える形を探してあげましょう。


保護者が大切にしたいこと

1. ケンカを悪いことと決めつけない

ケンカは、子ども同士が関わりながら学ぶチャンスです。

2. 子どもの気持ちに寄り添いながら見守る

すぐに謝らせるのではなく、気持ちを落ち着けてから「次にどうする?」と一緒に考えることが大切です。

3. 「仲直りできたね!」をしっかりほめる

仲直りまでたどり着けたら、それは子どもにとって大きな成長です。


まとめ:ケンカは“仲直りを学ぶ”大切な機会

「またケンカしてる…」
そう思ったときこそ、子どもが社会性を学ぶ大きなチャンスです。
大人のサポートで、子どもは少しずつ仲直りの仕方を身につけ、友達との関係を築いていきます。

  • 気持ちを受け止める
  • クールダウンする時間を作る
  • 仲直りの方法を一緒に考える
  • 謝れないときの代わりの方法を一緒に探す

保護者の関わり次第で、ケンカが「成長の一歩」になります。
今日から、ケンカの後の声かけを少し変えてみませんか?

療育コンサル 中山 のぞみ
D&I株式会社取締役兼療育センター長
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