「保育園で困っていると言われた…」どうする?
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「保育園で困っていると言われた…」どうする?

2025年5月26日 更新:2026年5月18日

「おうちでは大丈夫なのに…」保育園からの指摘に戸惑うあなたへ

「保育園で落ち着きがありません」「お友達とトラブルが多いです」
そんな先生からの言葉に、驚いたり、不安になったりしたことはありませんか?

「家では普通にしているのに…」「ちゃんと育てられていないのかな?」と、自分を責めてしまう保護者も多いでしょう。
でも、まず知っておいてほしいのは、「保育園での様子が家庭と違うのは自然なこと」だということです。


なぜ保育園での様子が家庭と違うのか?

1. 集団の中でのストレス

保育園は、多くの子どもたちが集まる「集団生活」の場です。

  • 自分のペースで過ごせない
  • お友達との関わりで感情のコントロールが必要
  • 遊びや活動が次々と変わる

家ではゆったり過ごしていても、保育園では「やることがたくさん」「友達と一緒」という状況に戸惑い、普段は見られない行動が現れることがあります。


2. 大人の視線が分散する

家庭では親が1対1でじっくり関われることも多いですが、保育園では先生は複数の子どもを見守ります。

  • そのため、すぐに助けてもらえない
  • 先生の目が行き届かないこともある

子どもは「誰も見てくれない」「自分の気持ちをわかってもらえない」と感じ、不安や混乱から問題行動につながることもあります。


3. 発達特性が表れやすい

集団の中では、発達特性(ASD:自閉スペクトラム症、ADHD:注意欠如・多動症)が目立ちやすくなります。

  • お友達の表情や気持ちを読み取れない(ASDの特性)
  • じっと座っているのが苦手(ADHDの特性)
  • ルールが曖昧だと混乱してしまう

家庭では目立たなかった特徴が、集団の中で浮き彫りになることもあります。


先生から「困っている」と言われたら…保護者が最初にすべき3つのこと

1. 冷静に話を「聞く」

「そんなはずない!」「家では大丈夫です!」と反論するのではなく、まずは先生の話をしっかり聞きましょう。

  • 「どんな場面で問題が起きていますか?」
  • 「他の子どもと比べて、どんなところが気になりますか?」
  • 「そのとき、うちの子はどう反応していますか?」

先生の目線から具体的なエピソードを聞くことで、保護者も状況を客観的に理解できます。


2. 家庭での様子も観察し、記録してみる

先生から指摘された行動が、家庭でも見られるかどうか確認してみましょう。

  • 朝の準備に時間がかかる?
  • 兄弟と遊ぶときにトラブルが多い?
  • 何かに集中して遊んでいるときは落ち着いている?

家庭では問題が見られない場合もあります。
その違いを記録しておくことで、先生と共有したり、専門機関に相談する際の参考になります。


3. 先生と連携し「家庭でできる工夫」を確認

先生に「家庭でもこんな工夫をしてみようと思いますが、どうでしょうか?」と相談してみましょう。

  • 朝の準備をスムーズにするために「見通し」を伝える(「あと5分でお片付け」)
  • トラブルになりやすい遊びを避けるのではなく、「順番を守る」「気持ちを伝える」練習をする
  • 園での様子を家庭でも再現し、「どうしたらうまくいくか」を子どもと一緒に考える

先生と家庭での対応を共有し、子どもに一貫性をもたせることで、安心して成長できる環境を作れます。


「支援が必要かも…」と思ったら

もし、先生からの指摘や家庭での様子から「支援が必要かも」と感じたら、早めに専門機関に相談してみましょう。

✅ 相談先の例

  • 発達支援センター(市区町村に設置)
  • 療育センター(児童発達支援)
  • 小児科や発達外来(発達診断も可能)

発達支援は「診断」が目的ではなく、「今の子どもに合ったサポート」を見つけるためのものです。
早めに相談することで、子どもも保護者も余裕を持って対応できます。


それでも「不安が続く」ときはどうする?

「先生からの指摘が気になって仕方がない…」
「このまま問題が続いたらどうしよう…」

そんな不安を抱える保護者も少なくありません。
でも、子どもは「支援や関わり次第」で大きく成長します。

  • 先生と連携し、できたことをしっかりほめる
  • 小さな成功体験を積み重ねる(順番を守れた、挨拶ができた)
  • 家庭では「安心できる時間」をしっかり作る(スキンシップ、抱っこ、おしゃべり)

また、保護者自身も「相談できる場」を持つことが大切です。

  • 市区町村の育児相談窓口
  • 療育センターでの親向けの講座
  • 同じ悩みを持つ保護者との交流会

「一人で悩まないこと」が大切です。


まとめ:「困っている」=「チャンス」

保育園で「困っている」と言われることは、決してネガティブなことではありません。
むしろ、子どもの成長のチャンスです。

  • 先生と連携し、子どもの困りごとを理解する
  • 家庭での様子も観察し、対応を工夫する
  • 必要なら、専門機関につながり支援を受ける

子どもは「親の見守り」と「支援」の中で、少しずつできることを増やしていきます。
そして保護者もまた、「どう関わればいいか」を学び、成長していくのです。

「うちの子、どうしたらいい?」と悩む気持ちは、子どもを大切に思っているからこそ。
その気持ちを大切にしながら、一歩ずつ前に進んでいきましょう。

療育コンサル 中山 のぞみ
D&I株式会社取締役兼療育センター長
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