病院のリハビリに通っていても、療育は必要?
「病院でリハビリを受けているけれど、療育にも通った方がいいの?」
「通院や毎日のケアもあるのに、予定を増やして大丈夫かな」
そんなふうに迷うことはありませんか。
療育センターエコルドネクストでは、すべてのお子さんに「両方に通いましょう」と勧めたいわけではありません。
大切なのは、通う場所を増やすことではなく、その子の今の暮らしに、どんな支えや経験が必要かを考えることです。
今回は、病院のリハビリと、児童発達支援・放課後等デイサービスでの療育について考えます。
「病院は訓練、療育は遊び」と分けられるものではありません
病院の小児リハビリでは、身体の動きだけでなく、日常生活やコミュニケーションなども支援します。遊びを取り入れたり、家庭での関わり方を相談したりすることもあり、「身体の訓練だけをする場所」ではありません。
一方、通所での療育は、家庭や学校以外で遊び、友達やスタッフと関わる機会にもなります。医療的ケア児の支援でも、こうした交流や活動を支える取り組みが紹介されています。
役割には重なる部分もあります。だからこそ、「どちらがよいか」より、今受けている支援の内容と、お子さんの希望を一緒に整理したいと考えています。
「もう少し経験してみたいこと」はありますか?
例えば、こんな願いはないでしょうか。
「同年代の友達と、遊ぶ時間をつくりたい」
「好きな遊びを、家以外でも楽しんでほしい」
「自分の気持ちを伝える経験を増やしたい」
そうした思いがある時、療育でどんな経験をつくれるかを考えます。
友達と一緒に絵本を楽しむ。使いたいおもちゃを選ぶ。「もう一回」「休みたい」を、その子に合う方法で伝える。
私たちが大切にしたいのは、練習を追加することだけではなく、その子が楽しみ、自分から関われる場面を広げること。
病院で教わった取り組みやすい姿勢や関わり方も共有しながら、遊びや生活につなげていきたいと思っています。
病院と療育を、別々にしない
医療的ケアが必要なお子さんの支援では、医療・福祉・教育などの関係者が連携することが大切です。
ネクストでも、ご家族の同意のもと、主治医や担当の療法士などと必要な情報を共有し、活動時の注意点や支援の目標を確認していきたいと考えています。
療育を利用するからといって、必要な通院やリハビリを置き換えるのではなく、それぞれの支援をつなげる。そのために、通院やリハビリの調整も、医療機関と相談しながら考えます。
通う回数より、無理なく過ごせることを
予定を増やす前に、お子さんの体調や疲れ、ご家庭の生活、休む時間も一緒に確認したいと思っています。
「今の支援を続けながら、まずは情報を集める」という選択でも構いません。
ネクストでは、医療的ケアへの対応と、一人ひとりの身体の状態や発達段階に合わせた療育を大切にしています。
「今ある支援で大切にできていること」と、「もう少し経験したいこと」。その両方から、必要な支援を考えていきましょう。
「病院のリハビリには通っていますが、うちの子に合う活動はありますか?」——そんなご相談からで大丈夫です。見学・相談の際に、お子さんの好きなことや、今気になっていることをぜひお聞かせください。
