「家ではこうしています」が、療育のヒントに。ご家庭の工夫を支援につなぐ
「こんな小さなことまで、伝えていいのかな?」
お子さんの普段の様子について、そう迷うことはありませんか。
例えば、「この歌を聴くと笑顔になる」「使うものを先に見せると、取り組みやすい」といったこと。
療育センターエコルドネクストでは、ご家庭の何気ない工夫や気づきも、その子に合った支援を考える大切な入り口にしたいと考えています。
ご家庭の「いつもの」に、ヒントがあります
お子さんの気持ちを知る手がかりは、言葉だけではありません。目の動きや表情、声の出し方など、小さなサインにも目を向けることが大切です。
「好きなものを見ると、そちらに顔を向けます」
「声をかけた後、少し待つと反応してくれます」
そんな日々の気づきも、ぜひ聞かせていただきたいと思っています。
ただし、一つの反応だけで気持ちを決めつけず、どんな場面だったのか、体調はどうだったのかも含めて、スタッフの観察と合わせながら丁寧に考えていきます。
ご家庭の工夫を、その子に合う支援へ
例えば、ご家庭で写真を見せながら次の予定を伝えているなら、療育でも活動前に写真を見せる方法を検討できます。
そのまま同じことをするのではなく、お子さんの反応を見ながら、見せ方やタイミングを調整する。そして、療育での様子もご家庭へお伝えする。
こうして日々の様子や関わり方を伝え合い、お子さんへの理解を深めていくことが、家庭と事業所の連携では大切です。
医療的ケアや姿勢の支え方に関わる工夫については、看護師などと安全面を確認しながら検討していきます。
ご家庭の負担を増やすためではありません
家族への支援では、お子さんだけでなく、ご家庭の状況や保護者の気持ちにも配慮することが大切にされています。
私たちも、「家でももっと練習してください」と課題を増やすのではなく、無理なく取り入れられる方法を一緒に考えたいと思っています。
うまくいく方法が見つかっていなくても、気持ちが読み取れない時があっても大丈夫です。
「家ではこうしています」も、「家でも困っています」も、どちらも大切な声です。
連絡帳や面談など、話しやすい方法でお聞かせください。ご家庭での気づきと療育での気づきを持ち寄り、お子さんが安心して過ごせる関わり方を、一緒に探していきましょう。